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管理者研修②目標の具体化

今日も訪問頂き、ありがとうございます。

 

管理者育成学校の研修内容をお伝えする企画第二弾です。

今回は管理者が行うべき目標の具体化についてです。

 

まずは何を置いても具体的な結論を先に言う事です。期間や売り上げや利益目標などですね。

 

例えば「業務の黒字化」が目標【大目標】であれば、目標に対する当面の目標が「売り上げアップ」【中目標】で、「受注に対応できる人員の調整」や「原価率の低減」【小目標】で、「客単価を上げる」や「客数を増やす」【近目標】となります。

 

読んでいて何となく分かっていただけたかも知れませんが、

【近目標】→【小目標】→【中目標】→【大目標】の順で取り掛かりやすさと大まかなお金の流れを表しています。

 

様々な改善を行うには、重要性・実効性・即効性・効果をよく考えて優先順位を付け、色々な仮説を立てながらPDCAを回していきます。

 

ここで出てきた「色々な仮説を立てる」という点ですが、仮説を立てられる人はその分アイディアを生みますし、物事を色々な方向から見れますし、選択肢をたくさん準備できる人になります。

 

研修会では、ここにまず重きを置きました。

 

どういうことかというと、まず

「ある1つのクレームが発生しました。このクレームが発生した原因の仮説を立ててみよう!」

という内容のワークが始まりました。

 

何の事ないよくある光景だと思います。が、違うのはその仮説の量です。

受講者は全部で10人でした。講師がそれぞれを席順で指していき、仮説を求めます。

 

1巡目:苦もなく全員仮説が出てきます。

2巡目:既に10個の仮説がある状態なので、新しい仮説立てられないメンバーもちらほら出てきます。

3巡目:仮説が更に増えている状態なので、半分くらいは仮説が立てられない状態になっていました。

4巡目:言うまでもなく仮説が埋め尽くされているので、更に他の仮説を立てられるのは10人の中でも特に頭のキレるメンバーになっていました。

5巡目:その頭がキレるメンバーが視点を変えた仮説を立て、他のメンバーから驚きの声が上がります。

6巡目:頭がキレるメンバーでも答えが浮かばないようで、エキセントリックな仮説になってしまってました。「それは流石に・・・」と、周りのメンバーからもツッコミが入る程でした。しかし、講師はここで言います。「自分が予想もしないクレーム言う人、いませんか?」と。

確かにその通りです。一同納得したところで「仮説立てゲーム」はまだ続きます。

7巡目8巡目:もはや根比べです。最期まで仮説を立て続けているメンバーが何とか仮説を絞り出します。

9巡目:最後のメンバーもギブアップです。

10巡目:この講師は簡単には逃してくれません。仮説が出尽くしたであろう状態でも、更に仮説を求めてきます。

11巡目、12巡目と続きます。この間、最期まで仮説を出し続けたメンバーにだけ聞いているのではなく、参加している全メンバーに仮説を求めています。手を抜いている場合は別ですが、しっかり考えている場合は本当に疲れます。頭を使いすぎて、12時間の将棋の対局で5kg痩せてしまうのも納得です。

講師も講師と言われるだけあって、それだけ仮説が出た上でも3つほど仮説を立てていました。恐れ入りました。出された仮説の数は30を超えていました。

 

少し話が脱線しましたが、管理者というのは直接売り上げを作る人間ではないので、現場の人よりも頭を使って様々な案出して

・より簡単な方法を

・より利益の出るシステムを

・より早く部下の育成を

・より働きやすい環境を

作っていかなければなりません。場合によっては、売り上げを作る現場の人より多くの給料をもらう訳ですから、当然ですよね。

 

目標を具体的にした上で色々な見方や考え方、仮説やアイディアで【小目標】や【近目標】に改善を加え【大目標】の達成に繋げましょう。

 

次は目標を達成できなかった時の原因と対策についてお伝えできればと思います。